最初に「北朝鮮核合意の形成と崩壊――危機、交渉、合意のパターン」というテーマに、ファン・ジファン教授が発表した。彼は、北朝鮮の核危機25年の間、北朝鮮の比較かは達成できなかったが、非核化に対する合意はなされたことを指摘し、現在まで行われた4回の非核化交渉について分析した。分析を通して、これまでの非核化合意事例は、危機―交渉―合意というパータンを表したという点を明確に提示し、これを踏まえた今後の非核化交渉の方向性について教訓を提示した。
次に、パク・テギュン、チュ・ジェウ教授が「中後p久野核開発と米中関係から見る北朝鮮核問題の現在と未来」をテーマに、発表を行った。二人は、北朝鮮の核問題と似ている1964年の中国の核実験とその後の米中関係に対する分析を通して、今後の北朝鮮の核問題に対する糸口を見出そうとした。また二人は、中国と同じく、北朝鮮の核問題もソフトランディングする可能性が高いが、トランプ政権が交代した後も、6.12共同声明が有効であるのかについては、議論の余地があると指摘した。
最後に「国際開発協力の観点から見た対北朝鮮制裁と支援」をテーマとして、キム・テギュン教授が発表した。彼は、現在の対北朝鮮制裁の下で可能な支援、対北朝鮮制裁の解除が明らかになった際の支援、そして、長期的な協力方案について説明した。彼は、短期的な人道的支援には限界があると指摘し、長期的な開発協力に転換するための、平和コンディショナリティー合意(条件付き合意)の重要性を強調した。
*センターによる整理