日本における北朝鮮研究の第一人者である鐸木昌之教授 は、北朝鮮分析にあたり、「歴史」「構造」「動態」「意識」の全 てを意識することが重要であることをまず強調した。北朝鮮 の人々の意識については、1990年代以降の社会構造の変化 により、過去に比べてその把握が可能になってきたことを指 摘した。また、北朝鮮を分析する際の留意点として、情報源 が平壌だけでなく地方の脱北者など様々なところに存在する ため、そのような情報を一般化できるかについて注意する必 要があることを喚起した。
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