日 時 : 2017年12月9日(土) 15:00~17:00 場 所 : 慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎2階 527番教室
報告者 : 鐸木昌之 (主要著作:『北朝鮮 首領制の形成と変容 ――金日成、金正日から金正恩へ』明石書店、2014年ほか) 使用言語: 日本語 共 催 : 韓国国際交流財団
日本における北朝鮮研究の第一人者である鐸木昌之教授 は、北朝鮮分析にあたり、「歴史」「構造」「動態」「意識」の全 てを意識することが重要であることをまず強調した。北朝鮮 の人々の意識については、1990年代以降の社会構造の変化 により、過去に比べてその把握が可能になってきたことを指 摘した。また、北朝鮮を分析する際の留意点として、情報源 が平壌だけでなく地方の脱北者など様々なところに存在する ため、そのような情報を一般化できるかについて注意する必 要があることを喚起した。
*センターによる整理