2020.08.03公開セミナー「北朝鮮『首領制』の過去・現在・未来」(2017/12/09)

日 時 : 2017年12月9日(土) 15:00~17:00
場 所 : 慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎2階 527番教室

報告者 : 鐸木昌之
(主要著作:『北朝鮮 首領制の形成と変容
――金日成、金正日から金正恩へ』明石書店、2014年ほか)
使用言語: 日本語
共 催 : 韓国国際交流財団

 

日本における北朝鮮研究の第一人者である鐸木昌之教授 は、北朝鮮分析にあたり、「歴史」「構造」「動態」「意識」の全 てを意識することが重要であることをまず強調した。北朝鮮 の人々の意識については、1990年代以降の社会構造の変化 により、過去に比べてその把握が可能になってきたことを指 摘した。また、北朝鮮を分析する際の留意点として、情報源 が平壌だけでなく地方の脱北者など様々なところに存在する ため、そのような情報を一般化できるかについて注意する必 要があることを喚起した。

 

*センターによる整理