日時:2019年1月15日(火) 16:00~17:30 場所:慶應義塾大学三田キャンパス 大学院校舎 8階 東アジア研究所 共同研究室1
報告:金 基正(延世大学校政治外交学科教授)
司会:西野 純也(現代韓国研究センター長、法学部政治学科教授)
使用言語:英語
共催:韓国国際交流財団
朝鮮半島の未来に関して、延世大学の金基正教授は、国際政治学な観点から互いに共有している価値観が異なる日米韓と中露朝が対置している冷戦的な構造が長期化する場合、北東アジアの安全保障環境に緊張が継続するだろうと指摘した。これに対し、地域内の緊張を緩和し、未来の朝鮮半島に平和を定着させるために、南北朝鮮の関係が朝鮮半島をめぐる強大国国際政治に影響を受けることだけでなく、南北朝鮮が主導的に緊張緩和と平和構築のための役割をすべきであり、このプロセスにおける北朝鮮の非核化について韓国が米朝間の非核化交渉の仲裁者として積極的な役割をすべきであると主張した。
*センターによる整理