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お知らせ

2016/03/15

シンポジウム「新たな転換期を迎える金正恩体制」開催(3月25日、金)のご案内(終了)

 このたび、慶應義塾大学東アジア研究所現代韓国研究センターは、慶南大学校極東問題研究所との共催により、「新たな転換期を迎える金正恩体制」と題するシンポジウムを開催いたします。極東問題研究所は、朝鮮半島問題や国際情勢に関する韓国有数の研究機関です。

ご多用のところ恐縮ですが、是非ご出席くださいますようお願い申し上げます。

  

日 時:2016325() 14001800 
場 所:慶應義塾大学三田キャンパス北館1階 ホール

【交通アクセス・キャンパス案内】
     http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
      →「三田キャンパス案内」をクリック
      → キャンパスマップ【1】が館です。

言 語:日韓同時通訳

 

プログラム

 

14001415  開会式

挨拶 添谷芳秀(現代韓国研究センター長)

尹大奎(慶南大学校極東問題研究所長)
14
151545  第1セッション

 「核・ミサイル実験後の北朝鮮」 
         司会 尹大奎(慶南大学校)
         報告 李寬世(元統一部次官)

平岩俊司(関西学院大学)

         討論 金東葉(慶南大学校)

平井久志(立命館大学)

 

15451605  休憩

16051735  第2セッション

         「国際社会の対応と今後の展望」
         司会 西野純也(慶應義塾大学)
         報告 倉田秀也(防衛大学校)

乙出(慶南大学校)

討論 添谷芳秀(慶應義塾大学)

金楨(慶南大学校)

173518:00  総評

 康仁徳・元統一部長官

1800       閉会辞

 

シンポジウムでは、特別の場合を除いて映像による取材はご遠慮
 いただいております。
 プレスの方々が、講演者等の発言内容を引用される際には直接ご本人
 の了解をとってくださいますようお願い申し上げます。

◆問い合わせ先:慶應義塾大学東アジア研究所現代韓国研究センター
 https://wwwdc01.adst.keio.ac.jp/kj/kieas/kccks/contact/index.html
  〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 
  tel 03-5427-1598   fax 03-5427-1640
  e-mail: kcckskieas@info.keio.ac.jp




槿花無窮

サッチャー、ミッテランと朝鮮統一を語る

慶應義塾大学教授

小此木政夫

 1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊してから正確に20年が経過し、それを回想する特集記事が世界中のマスメディアをにぎわした。そこで再び紹介されたのが、ドイツ統一に対するサッチャー英首相の警戒心である。彼女は統一ドイツがヨーロッパ最大の政治、経済大国となり、それに東欧諸国が従属することを恐れて、核保有国である英仏が団結すべきであると主張したのである。しかし、新たにフランス政府が公開した外交文書によれば、ミッテラン大統領はサッチャーの主張に同調しなかった。彼はドイツ統一を支援する代償として、共通通貨の導入など、ドイツに欧州統合への協力を要求したとされる(『毎日新聞』、11月8日)。サッチャーは欧州安定のためにドイツ統一に反対したが、ミッテランは欧州統合のなかでドイツ統一を実現しようとしたのである。
 もちろん、サッチャーの警戒心にはそれなりの理由がある。事実、国際政治についての標準的なテキスト(ジョセフ・ナイ『国際紛争』、有斐閣)は、第1次世界大戦勃発の要因をドイツの強大化に起因するシステム・レベルでの変化や同盟関係の硬直化によって説明している。また、「ヒトラーの戦争」という単純化を含めて、第2次世界大戦は明らかに第1次世界大戦の第2幕としての性質をもっていたと指摘する。言い換えれば、第1次世界大戦によってドイツ問題が解決されなかったことが、第2次世界大戦の原因になったのである。そのような観点から見れば、第2次大戦戦後のヨーロッパ安定を保障したのは、ドイツ分割にほかならない。他方、独仏和解と欧州統合の前進も、冷戦終結後のドイツ統一が新しい脅威の源泉となることを防止した。そのような意味で、サッチャーとミッテランの論争は象徴的なのである。

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